お役立ていただければ幸いです!
スタンド花はどんな時に贈るお花?
お店などの開店祝いの店頭にパイプスタンドにセットされた大きなアレンジメントに名札を挿した花をスタンド花と一般的に呼びます。生花だけでなくバルーンと組み合わせたアレンジなども人気。スタンド花がズラリと並んだ姿はとても華やかのものです。
またお供え(葬儀会場)で菊やユリを段々にアレンジしたものもスタンド花です。
お祝いとお供えのシーンでスタンド花は利用されます。
大きく分けて一般的にスタンド花は長く持たせるお花というよりは、その時に一番華やかな状態のお花を生けて届けるのが主流です。例えば大きなユリは咲いている状態の花を使いますし、薔薇などもある程度開花している状態でお届けとなります。
また開店祝いなどでは、店舗の外に飾ることが多いため風や気温など、その時のコンディションによっては転倒や花の傷みも早いことから、贈る際には十分それらのことを配慮することも必要になります。
もしそのような迷いが生じた場合は贈る側へ前もってスタンド花を贈る旨をお伝えしてから送るのも失礼にあたりません。
スタンド花を贈る!気をつけるべき事
スタンド花を贈る際に気をつけておいた方がよい点を花屋さんの視点から解説します。
お祝いには
前述したようにスタンド花は外に飾ることも少なくありません。強風などの悪天候時にはスタンド自体が転倒する可能性もあります。最悪何かを傷つけてしまうこともあり得ます。
また問題なのは、スペース的に飾る事が困難というケースもあります。例えば店内には置くことが出来ず外のスペースも道路に面していて通行の妨げになるので飾ることが出来ないケースもあるのです。
このような場合、貰った側も大変困惑してしまう事もありますので、事前にスタンド花を贈れる環境かを確認をしてからお届けするのが良い場合もあります。
実際にあったまずい例をご紹介
とにかく目立つように大きく作って欲しいとの要望にて制作。(全国お花屋さんネットワーク経由)細かな情報もないまま届けると店内は10席にも満たないカウンター席のみのBAR。店内に飾れるスペースなし。店さきは細い車道に面している上に急な段差がありスタンドが設置できず。店主も困惑、こちらも困惑。結局お店の中に飾れるようなフラワーアレンジメント2つに作り直してお届け。
贈る側のリサーチがされてないケースですね。
高級和装の展示会用に注文を受けてお届け。和装に合うような上品さを兼ねそろえたお花でお届けしたところ、他から届いていたスタンド生花が何ともキャバイお花であった。会場の催事運営会社から費用を払うのでこのお花を撤去の上、この催事にあったお花に作り替えてくれないか?と要望を受け制作してお納めした。
贈る側と貰う側によってはお花の選び方ひとつで、ミスマッチが起こるケースですね。
お供えには
お供えにスタンド花が使われることも多いです。主に葬儀や法要に利用されます。お供えにスタンド花を贈るにあたって注意すべきことが何点かあります。特に地方へのお届けをお考えの場合は是非参考にして下さい。
葬儀の場合
葬儀にスタンド花を贈る際、先ず注意が必要なのは葬儀会場へのお届けが可能か否かを確かめなければなりません。
これはとてもよくあるケースで地方自治体が運営しているような葬祭場なら持ち込みが可能ですが、民間が運営している葬祭場は外部からの生花の持ち込みを拒否される場合が多くあります。また持ち込み料を別途請求されるケースもありますので注意が必要です。
このような場合は葬儀をあげるご家族にあらかじめ生花を贈りたい旨をお伝えすると良いでしょう。けっして失礼にあたりません。なぜなら葬儀社にとりまとめて生花を注文する場合が多いからです。あとあとトラブルにならないためにも先ずは情報を得てからアクションすることをおすすめします。
また地方によってはスタンド生花のお花の内容や、立て札(名札)の書き方ひとつとってもその地域により違いがあります。白いお花に蘭やユリが入れられたお花がもっともポピュラーでありますが地方によっては白以外のお色が入ったり、2段花が主流であったりと様々です。当然一基あたりの相場もまた異なっきますので、現地のお花屋さんにお任せするなどの対処をするとスムーズにいくと思います。
また最近は花祭壇のみでお花飾りというケースもありますので、が家族への確認も必要です。
こんなお花は嫌!
スタンド花は際物のお花になるので、ある程度咲いたお花でお届けするのが一般的です。しかしながらあまりにも咲きすぎているお花やイカにも在庫一掃的なお花の盛り込みは問題ですね。ある程度色が統一されたお花は素敵ですし見栄えが良いものです。
お祝いなら用途にあわせたカラーコーディネートを考えてお花屋さんに注文を入れるようにしましょう。またお花屋さん選びは特にリサーチしてから注文するのがベストです。
良いスタンド花を贈るコツ(お祝いなら)
- 余裕をもって注文(日数的に)
- 贈る側の店舗などはリサーチしてからお花の色を決める
- 開店などは日時を間違えないようにする
- 名札に記載する字の間違いが無いようにする
日数的に余裕をもって注文を入れてみてください。前もって分かっていればお花屋さんもそれ用に仕入れをして丁度良いお花の状態で制作ができるのです。どうしても間際で知ったので今すぐに贈って欲しいというケースの場合は大手のお花屋さんネットワークを使うと良いでしょう。
贈る側の店舗やどんなお祝いなのかをよくリサーチすることでどんなお花を贈るべきか見えてくるものです。是非リサーチをすると良いでしょう。スタンド花のような大きな花は設置場所があるかなど調べておきましょう。場合によっては贈る側に前もって確認するのも良いですし失礼に当たりません。
開店準備などで煩雑な中、前もってお花が届いてしまうのは相手方に迷惑になることもありますので、開店日時はしっかり押さえたうえで送るようにすると良いでしょう。
名札に相手方の名前やお店の名前を入れる場合は字の間違いがないかチェックしましょう!例えばこんな間違いは失礼になってしまいます。
開店御祝 パティスリー ベル・エポック様へ
可憐な花のマルシェ より
開店御祝 パティシエ ベルエ・ポック様へ
可憐な花のマルシェ より
お供えに関しては前述したように
- 搬入可能か否かを事前確認
- 地方によってスタンド花に使われる花の色が異なる・2段花が主流というケースも
- 花祭壇の一部に置き換わることも
- 生花に名札は立てずに一か所に名札のみを集められ飾られる場合も(その場合は名札の料金が別途発生することも)
葬儀などに関しては事前確認をして贈るのが良いでしょう。
スタンド花の器とパイプスタンドの回収は必須
スタンド花は貸し出し付き容器に生けられパイプスタンドに設置されたフラワーアレンジメントであることはご存じと思います。
さてこのスタンドと器ですが必ず届けた業者さんによる回収が必要です。中には回収されずにお店の店舗の脇などに置きっぱなしにされているケースもありますが、このスタンドを処分(捨てる)するには粗大ごみを利用することになります。市町村ごとに料金の違いはあるかもしれませんが¥500-ほどかかります。
これは贈られた側にとっては大変迷惑になりますので、贈り主としては注文から回収までをきちんとこなしてくれる業者さんに注文することが大切です。
もし心配なようなら回収されることをしっかり確認の上、注文するようにしてください!
実際にあった悪い事例
本来なら外注すべき(全国花屋ネット)地域へのお届けだが、暇な時期でもあったので外注せず頑張って長い距離ながら自店で配達。器などの回収は最初から考えていないので、古く汚れたパイプスタンドを持参。花も在庫一掃セール的なひどいお花の盛り込みで納品。近くのお花屋さんに引き取ってもらうように贈られた側に言い残しさっさと帰る。当然引き取りは来ないので、真面目に回収にきた花屋さんに事情を説明するもそのお花屋さんにも引き取ってもらえず粗大ごみに費用を払って貰い主が処分。贈り主にはそのことは言えず。。。それ以来スタンド花は大嫌いになった。
こういった悪質な業者もいるので注意が必要です!
回収されないスタンド類は粗大ごみになることを覚えておきましょう!
スタンド花を贈る際のマナーまとめ
スタンド花を贈る際に気をつけたい点をまとめます。スタンド花の相場は¥15000~¥35000とそれなりの価格となります。せっかくなら良いお花を贈りたいですよね。
いくら豪華なお花でアレンジされたお花でもマナーからはずれてしまえば、良いお花にはなりません。そこで是非気をつけたいポイントは
- 贈る側のコンディションのリサーチ。例えば開店祝いなら飾る場所があるか否かの確認
- どんな色のお花・あるいはお花の種類で贈るのが良いかなどを贈り主のほうでリサーチしながらお花選びをすると失敗が少ない
- 贈る側にスタンド花を贈って喜ばれるのかを事前確認するのは失礼にあたらない
- 名札の字の間違いは失礼にあたるので要注意
- 花が終わった後の花器等の回収依頼はしっかりしておく
- 葬儀用スタンド生花は搬入が可能か否かを事前確認 また必ずしもスタンド生花が喜ばれる時代ではないので葬儀をあげるご家族に事前に確認する事は失礼にあたらない
他にも
- スタンド花は宅配便では送れないので届け地に近いお花屋さんに依頼する
- 花屋さんの力量・意気込みによって作品の良し悪しが激しい
- 依頼するお花屋さんにどんなお祝いなのかの情報を伝える方が失敗しないスタンド花が贈れる
- お急ぎ便などで贈ると予想していたお花とかけ離れたスタンド花が届き失敗する可能性が増すもの。できれば余裕をもって注文しておく方がベスト
スタンド花を贈る際の基本的なマナーを解説してきました。良いスタンド花が贈れますように!
人気のスタンド花なら【HitoHana(ひとはな)】 開店祝い・公演祝い・楽屋見舞い
花のある潤いある生活をおくりたい。。。
とりよせた花の飾り方のヒントやお花の取り扱い方法などのコンテンツを参照しながら、あなたにぴったりの花生活をおくるための花のサブスクが”Hana笑(はなえみ)の役目です!
花の飾り方のヒント
お取り寄せいただいたお花の飾り方のヒントや取り扱い方法をコンテンツにまとめました!
アクセサリ
Hana笑(はなえみ)サブスクでは、フラワーベースや備品(道具・ラッピング資材等)をお届けするお花とあわせてご購入いただけます。花をおしゃれに飾るアイテムを格安価格にて付属致しておりますので、ぜひご利用いただけると幸いです!